夏なので、・・・恐れ、敬い!!

夏と言えば・・・怪談!

 

昨夜も「本当にあった怖い話」という番組で、再現VTRで数話の体験談を流していました。

 

なんと、明るいのに出てくる幽霊もあったりして・・・

 

これって・・・・貞○さんでは?・・・・・

 

まあ、それはさておき・・・・・・

怪談、幽霊、妖怪・・・・

 

こういった類のもの、その出現はかなり古く、平安時代にはそういった類の物が出現する物語もあるようです。

 

では、なんでそんな昔に幽霊や妖怪が出てきたのでしょうか?

 

それは、ずばり、暗闇だと思います。

暗闇です。・・・光が全く無い暗闇。

 

考えてみますと、現代社会において、真夜中でも真っ暗という場所って、あまりないですよね?

 

人のいないような山の中や、人の住んでいない廃屋の中心部とか、・・・・

 

ところが、・・・・・たまに、夜停電でもあると、住み慣れた自分の家出さえ、少し恐怖心が出てきます。

 

まあ、停電なんてめったに無いのですが・・・

 

大きな古いお家だと、倉庫なんかがあり、その中の薄暗い所で1人で何かを探しているとき、・・・・「ガタッ!」と物音がしただけでビクッと体が反応するかもしれません。

 

このように、現代で怖い思いをすることはあまり無いのですが、電気(明かり)の無い平安時代では、どこのかしこも暗闇だらけ。

 

提灯の明かりが届く範囲なんて知れてますから、その先に何があるのか分からないわけです。

分からないから・・・怖い!

 

そこにお化けがいるのではないか?と、ふと思ったりするんでしょうね?

 

分からないものは怖い、怖いから「何事もありませんように」と念じることになります。

 

そして、何か悪いことが続くと、その恐怖の対象に対し祠を作ったりしてお祭りをしたりします。

 

そうして、日本にはあちらこちらに神様が祭られ、敬いの対象となり、そもそも、恐れの対象でもあります。

 

では現代において、なんで、暗い話や怪談話がずっと捨たれずに続いているのでしょうね?

こういう番組を見たくなるのでしょうね?

 

やはり、恐怖することが少ないので、その恐怖心を満たしたいのでしょうね。

怖がりたいんでしょうね。

 

怖い物を見たり聞いたりしたら、素直に怖がるのが良いと思います。

それで、恐怖心を満たし、精神的にも良いのではないかと・・・