昨夜、台風が直撃する中、笑点という番組で「真夏の怪談スペシャル」という番組があったので、見ていました。
再現VTRとかではなく、語りを聞くタイプのものです。
いわゆる心霊スポットに行ったときの、不思議な体験を語ってくれたS氏・・・・
面白かったのは、幽霊の出てこない怖い話を語ってくれたDr.S氏。
幽霊の出てこない怪談って何?という質問もあるでしょう・・・・
はい、幽霊が出なくても、世の中には怖い話がたくさんあります。
Dr.S氏の話は、ストーカーの話でした。
たぶん、だれもがストーカー被害に遭うと怖いと思います。
いや、まったく平気だという人は、・・・少し精神的におかしいのではないかと・・・・
それはさておき、この会談を楽しむという行為・・・
おそらく、世の中が平和でないとできないと思うのです。
毎日、「今日はどこそこで死者何名、重軽傷者何名!」とか・・・・
空襲警報がしょっちゅう鳴り、食料が不足して餓死者も出るなんていうような状態になったりすると、幽霊より、はるかに現実の方が怖いわけで・・・
怪談というのは、暗闇の恐怖が身近でなくなった現代人の、怖いという感情を刺激してほしいという欲求を満たすものです。
上手く言えませんが、心のバランスを取るために、怖さの少ない日常なので、少し怖さを味わいたいから怪談話が聞きたくなるのではないかと思います。
つまり、現実が怖くて仕方ない状況では、怪談なんて必要ではなくなるわけです。
もちろん、個人的に今現在ストーカー被害やいじめ被害にあっているとか、犯罪に巻き込まれているとか、そういう人は怪談どころではないでしょう。
あるいは、大雨被害や今回の台風で、今まさに被災している方々は怪談どころではないでしょう。
でも、大局的に見れば、日本は犯罪も少ないし治安が良く、戦争もしていない平和な国です。
いつまでも、平和で戦争の無い、怪談を楽しめる世の中であってほしいものです。
コメントをお書きください