昨日の夜の番組で、なかなか的を得たコメントがあったので、私なりに斟酌して書いてみます。
話の内容としては、なぜ日本人はリスクを取って挑戦ができないか?ということについての良い例えでした。
例えば、新卒採用と新卒就職。
日本の新卒就職は1発勝負だといわれています。
卒業してすぐに就職しないと、何年かアルバイトをして社会勉強をしてから就職すると、非正規雇用になる確率がうんと増すし、新卒で入った同世代との格差はずっと開き続けるという社会です。
つまり、新卒での就職は失敗が許されないことであり、失敗が許されないからこそ、個性は発揮しづらい。
無難な個性を作ってしまうのだと。
それは、就職したら一生の会社で勤めるという考えが、まだまだ日本の主流だからです。
というか、途中で転職すると、おそらく経済的には苦しくなるし、転職を繰り返せば繰り返すほど、その後に就職するときの評価が下がるのが普通です。
でも、就職してもせいぜい5年程度居るだけだというような認識が求職者にも会社側にもあたりまえの状況となったら、・・・・
何回でもやり直せる社会になったら、もっと自由に本来持っているものを発揮できるのではないかという話だった思います。
会社側も同じです。
せいぜい5年ほど居るだけだと思えば、気軽に雇うこともできるし、解雇制限が厳しくても、そのうち自分から辞めていくのが当たり前だったら気軽に雇えます。
良く言われる、雇用の流動性が高い状態です。
結局、ずっと同じ会社で働くという意識さえなくなれば、本当にもっと自由になるし、賃金の高いところに簡単に転職することで、平均賃金も上がっていくと思います。
日本の賃金水準が上がっていかず、いつの間にか先進国で最低レベルになってしまった大きな原因のひとつが、この雇用流動性が悪いことにあることは分かっていると思います。
まずは、大企業の新卒一括採用というのをやめるのが一番手っ取り早いと思います。
さっさと随時採用にしてもらいたいものです。
・・・・・・・・・・・・・
今日は働き方改革のアドバイザー業務です。
さて、今日もボチボチ・・・ガンバロ・・・・
コメントをお書きください