村山 聖
プロ騎士・・・・
8段・・・・お亡くなりになった後、9段位を贈られたとのこと。
子供のころ腎ネフローゼと診断され、全身が浮腫んで、病と闘いながらもプロ棋士として生きるこの人物の生きざまを、松山ケンイチが演じた映画です。(役作りのため20kg以上体重を増やしたとか)
2016年公開のこの映画を、今日BSで見ました。
子供のころ、病気で入院生活をしているときに出会ったのが将棋。
もちろん、才能もあったのでしょう。
物語は、すでにプロ棋士として名を知られ、王将戦を戦うところから始まる。
この対局は勝って、そして7段に昇進。
ある日、羽生善治と王将戦の予選で負け、羽生に勝つために東京に住むことを決意する。
いつも対局後は高熱を発して寝込んでしまう。
それでも、普通にお酒も飲み、全く体を気遣うような様子は無い。
その間も病は進行し、いつの間にか膀胱癌のステージ3Bになっていて、余命3カ月。
羽生との王位戦?で初戦は勝ったけど、2戦目の前に癌の摘出を受けて実家で長期の静養をする。
そして復帰後、羽生との対局の2戦目がセッティングされ、看護師同伴で対局に臨む。
誰もが最後の1手で勝ちだと思ったその1手を指し間違い?それとも限界?
結局対局は負けてしまう。
その後、癌が転移し病院で息を引き取る。
享年29歳。
なんとも、凄まじい生きざまです。
恐らく長生きはできないことを早くから悟り、短い人生を、まさに必死に生きたことが分かる作品でした。
この映画を見て、病らしい病はしたことが無い(高血圧症は持ってますが)私は、自分の人生を少し恥ずかしいと思ってしまいました。
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