斜陽国家って・・・・・

斜陽・・・・

 

太宰治の有名な作品に「斜陽」という没落華族の恋について書いた作品があります。

 

私は文学少年ではなかったので、この作品は読んでいないのですが、没落華族についてはなんとなく分かっているつもりです。

 

金田一耕助シリーズの「悪魔が来りて笛を吹く」も没落華族の歪んだ恋の話でした。

 

かつてイギリスが斜陽大国と言われた時代があります。

かつての大英帝国が崩壊し・・・・徐々にその地位が下がっていっていることからそう言われたものと思います。

 

そして今、日本が斜陽国家・・・・いや、没落途上国というところなんでしょう。

 

「もはや先進国ではない」と経済白書に書かれるのも近いのではないかと思っています。

 

いまや高卒の初任給は最低賃金のレベルに近くなっています。

 

新卒の初任給は私が就職した平成の頭からほとんど上がっていません。

 

つまり、30年以上停滞したままということです。

 

しかし、最低賃金は毎年のように上がっているので、「正社員の初任給は最低賃金と変わらない」という笑えない話がでてくるのも必然です。

 

そして、その状態が直ぐに解消されるとはとても思えません。

 

アジア、とりわけベトナムからは日本に多くの出稼ぎ労働者(技能実習生)が来ているということですが、最近は円安の影響もあってか日本は敬遠され始めているとのこと。

 

日本の労働力人口は減る一方なので、外国から労働力を得ないとますます経済は縮まっていくことになるのですが、もはや日本の賃金水準は韓国と同じであるということらしいので、日本に労働力が集まるとは言えなくなってきています。

 

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日々の生活があるので、そんなことを憂いながらも、今日も仕事に追われる私です。

 

さて、・・・・昨日ひとつは仕上げたが、もう一つのセミナー資料を作らねば!

 

しょせん、自分の仕事を頑張るしかない・・・