代筆屋と代書屋・・・・・・

また、NHKの大河ドラマのおはなし。

 

昨夜の放送も結構面白かったです。

 

そのなかでも面白かったのが、主人公のまひろが代筆屋をやっているシーンです。

 

本当に当時そんな仕事があったのかどうかは知りませんが、代筆屋という言葉で思い出したのが「代書屋」という言葉。

 

行政書士のことを代書屋と皮肉って言うことがあります。

 

平安時代なら文字を書くこと自体が、かなりのスキルだったようで、また、それが女性となるとさらに珍しいわけで・・・・・

 

また、文字を書ける人は、私から見るとそれはそれは美しい文字を書くことができるようです。

 

まひろも、男の声色を出して、三簾越しに客と対峙して女であることを隠しているのが面白かったです。

 

一方、現代の日本で文字を書くことができない人は皆無に近いものと思います。

 

つまり現代の代書屋は文字を書くことを売っているのではなく、難しい手続きに必要な書類を書くことを売りにしているのが当時の日本との違いでしょう。

 

しかも、書くと言っても現代では手書きではなくワープロで書いて、それを印刷することがほとんど。

 

いや、行政書士の出す書類はどうか知りませんが、社労士の出すものは印刷さえしないことがほとんどになりました。

(一部の人はまだ紙さまに手書きしているようですが)

 

一方、文字を書くことは誰でもできますが、きれいな文字を書くことは一部の人にしかできなくなったのが現代。

 

そして、きれいな文字を毛筆で書くことができる人たちの中には書道家と言われる人もいます。

 

書道家の書く文字は、ドラマの中のまひろが書く文字のように、それはそれは美しいものです。

 

書道家が他人に代わって手紙や詩を書くことを生業としている場合は、それが現代の代筆屋なのでしょうか。

 

まあ、そんな書道家がいるかどうかは分かりませんが・・・・・