人を育てる人事制度・・・・その4

職能資格賃金制度・・・・

 

名前はどうでも良いのだけど、日本で主流の賃金制度は、職能資格賃金制度です。

 

多くの日本の企業では、この職能資格賃金制度をベースに制度設計されていると思います。

 

人を育てる人事制度も、この職能資格賃金制度です。

 

職能資格とは・・・・

 

職能という、「こういうことができる能力」というのを簡単な能力から、より高度な能力まで段階的に取り決めた「資格等級制度」をつくります。

 

通常、1等級から6等級とか8等級程度まであり、上に行くほど、より高度な能力ということになります。

 

その職能要件に、例えば、1等級は「上司の指示に従い、与えられた業務を無理なくこなすことができる」などと取り決めます。

こういった、あいまいな表現のものが多いです。

 

つまり、汎用的な表現であり、どのような部署でも、どのような業種でも使える表現になっています。

 

このような仕事をする人が1等級です。

このような仕事をする人が6等級です。

という表現が、具体的ではないので、各労働者がどの等級なのかを見極めるのもあいまいになります。

 

一方、人を育てる人事制度では、

会社ごとに資格等級制度が異なるだけでなく、部署ごとに異なります。

 

なぜかというと、部署ごとに仕事内容が違い、期待される能力も違うからです。

 

よって、人を育てる人事制度では、「資格等級制度」を「仕事調べ表」とも呼びます。

 

どんな仕事をしている人がどの等級なのかを明確にするために、そのような方式にしています。

 

今日はこの辺りまでです。

では、また明日・・・・・・・