職能資格賃金制度・・・・
名前はどうでも良いのだけど、日本で主流の賃金制度は、職能資格賃金制度です。
多くの日本の企業では、この職能資格賃金制度をベースに制度設計されていると思います。
人を育てる人事制度も、この職能資格賃金制度です。
職能資格とは・・・・
職能という、「こういうことができる能力」というのを簡単な能力から、より高度な能力まで段階的に取り決めた「資格等級制度」をつくります。
通常、1等級から6等級とか8等級程度まであり、上に行くほど、より高度な能力ということになります。
その職能要件に、例えば、1等級は「上司の指示に従い、与えられた業務を無理なくこなすことができる」などと取り決めます。
こういった、あいまいな表現のものが多いです。
つまり、汎用的な表現であり、どのような部署でも、どのような業種でも使える表現になっています。
このような仕事をする人が1等級です。
このような仕事をする人が6等級です。
という表現が、具体的ではないので、各労働者がどの等級なのかを見極めるのもあいまいになります。
一方、人を育てる人事制度では、
会社ごとに資格等級制度が異なるだけでなく、部署ごとに異なります。
なぜかというと、部署ごとに仕事内容が違い、期待される能力も違うからです。
よって、人を育てる人事制度では、「資格等級制度」を「仕事調べ表」とも呼びます。
どんな仕事をしている人がどの等級なのかを明確にするために、そのような方式にしています。
今日はこの辺りまでです。
では、また明日・・・・・・・
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